フグが食いたい!―死ぬほどうまい至福の食べ方 (講談社プラスアルファ新書)
フグが食いたい!―死ぬほどうまい至福の食べ方 (講談社プラスアルファ新書)
著者は山口県の出身で、いまでも一冬に30回以上もフグを食べるとか。 本書で、フグの美味しさの根源に迫ろうとしたものなのだが、その秘密を「危険さ」に置いているところが面白い。毒があり、食べて死ぬことすらあることが、フグの魅力だとするのである。面白い切り口だ。 全体的に非常に軽く書かれている。フグを食べた有名人、死んだ事件、フグを食べる歴史、毒の正体、江戸期のフグ、美味い店、色々な食べ方などが、口当たり良く語られていく。ちょっと物足りなさも残るのだが、フグを食べるヒト、食べないヒト、どちらにとっても面白い一冊だと思う。
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